そんな事言ったって
しつけないと・・トリミングしないと・・治療しないと・・・ホテルに預けないと・・・困る!!!
というお声が、お店でも必ずかえってきます(笑)
引き出しの数の問題だけです。その例として、軍用犬のトレーニングをご紹介しましょう。
その方法しかご存知でないから、虐待しないと何もできないとお感じと思いますが、
日本が少し遅れていて、動物虐待以外の方法でそういったことをやる人がいないからかな。。。と思います。
「ドッグトレーナーに必要な 犬に信頼されるテクニック」 ヴィベケ・s・リーセより。
デンマークの軍用犬たちの調教の様子。

まずは犬具。ハーネス使ってます。


軍人が椅子の上に犬をのせて、抱っこをしています。
軍人はパートナーの軍用犬と寝食を共にし、犬舎に置いて帰ることはなく、訓練が終わったら毎日、家に一緒に連れて帰ります。
これらから、
- 犬は首輪をつけないとしつけができない
- 抱っこをしてはいけない
- ベッドやソファーに乗せてはいけない
- サークル内で飼わなければいけない
等々アドバイスをしてくる自称プロからはさっさと逃げたほうがいいですよ(笑)
国のために命をかけて働く犬でさえ、そんな仕打ちうけてまでやってはいけない。そんな事しなくったって、犬と絆を結ぶ事で、軍用犬として調教することだってできるんです!
動物虐待がたとえ、国のためでも禁止されているんです。
一度立ち止まって考えてみてください☆

当店も、動物虐待にあたるのであれば、たとえ、ホテル・トリミング・治療・トレーニングどの目的があったとしても、やってはいけないことと捉えています。
その中で、動物虐待にならないで、お預かりする方法・トリミングをする方法・耳掃除や爪のお手入れをする方法・皮膚病、アレルギーを改善する方法・首輪やチョーク、スパイクカラーを使わないで、飼い主さんと仲良く生活できるしつけを行っていく方法等、日々、研究中です。
正直、1つ2つの方法が見つかっても、それが全てのワンコさんと飼い主さんに通用する訳ではありません。もっと沢山の方法が見つからないと、研究中ではありますが、どうか何か選択するときには、それが動物福祉に反しないのか?立ち止まって考えてから、行うように心がけてみてくださいね。
この動物福祉という視点が、動物医療に関わる先生方、トリマー・トレーナー・トリミングスクール・ペットホテル・ペットショップ・ブリーダー 等々、犬に関わるプロの方たちの1人でも多くの方に知っていただけたらと切に思います☆
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