花火の音を怖がるワンコさんには、個体差があります。
イエローゾーンのワンコさん(ストレスカップがいっぱいになりそうな状態)は聴覚に敏感なので、ちょっとした事でも大きなストレスとなります。
始めの印象が大事
車に慣れさせる場合は、1分間の乗車から始めて、不快感を表したら、止める。少しずつ時間を延ばしていく。小さい刺激を与える時間を少しずつ伸ばしていくイメージ。
花火の場合は、1分間見せて、ワンコさんが不快感を表したとしても、音のしない場所へ移動するのは難しいですよね。花火が終わらない限り音は消えません。だから、不快感がワンコさんの器から溢れ出す程になってしまい、不快な刺激というよりは、恐怖や苦悩となり、トラウマとなってしまいます。
大きな刺激がきても溢れ出ないようにするのが大切。
その為には、ワンコさんのその時抱えているストレスをできるだけ少ない状態にして、色々な生活の中でワンコさんの器を広げてから、初花火を迎えられる様に、計画を練ることが大切です。
考え方の基準は、人のパニック障害の研究
人にかかる傷が浅く小さいものは、その刺激をストレス解消という形で、外に出す事ができる。それが自信となり、何度も体験することで、これくらいの刺激は大丈夫となっていきます。
しかし、傷が深く大きいものは、完全に消えてなくなる前に同じ体験をすると傷が深くなっていきます。
花火を怖くないと理解させるには
多頭飼いをしている方は、誰か1人が怖がるとそのエネルギーが他のワンコさんにも伝染して、怖くないのに怖いと感じてしまう。
しかし、怖がらない子と一緒に行けば、“怖くない”と分かるかも。
犬は同種である犬の方が人よりかも強い影響を受けると言われています。
視覚で判断する子の場合、大きな音だけして何も見えないのは怖いと感じてしまうので、実際に花火を見せることで、怖くなくなるかもしれません。
恐怖防止のグッズもあります。
“サンダーシャツ”という、適度な圧力で包み込むことで不安を抑えるもの
元は家畜動物の予防接種等を安全に行うために開発された締め付け機が応用されたようです。
飼い主さんが傍にいてあげられるのであれば、サンダーシャツの代わりに飼い主さんがワンコさんの体を包み込むようにしてあげることで恐怖を覚えず観賞できるかもしれません。
ワンコさんと飼い主さんの間に信頼関係がある場合のみですが、、
その時々の飼い主さんの状況に合わせて、、、
トラウマになってしまったものを、のぞく試みをしてみてもいいと思いますし。
もう、花火大会が迫っているとなれば、違う対応をしてあげるだけでも、もっと大きなトラウマになる事を防ぐ事はできると思います☆
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